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ディラン好きの日記

転がる石のように

新入社員へ告ぐ『4月の正しい乗り越え方』

新年度が始まりもうすぐ半月が過ぎる。

新入社員のみなさんはいかがお過ごしだろうか。さっそく仕事にやりがいを感じ始めている人もいれば、こんなはずじゃなかった…という人もいるだろう。少しずつ環境に慣れてきましたって人も多いと思う。

私はこの4月から心機一転、新たな環境で仕事をしているが、

 正直、疲れている

 

しかし、なんで疲れているのか、よくわからない。

 

今はまだ研修期間で、先輩に着いて業務の見学が中心。休憩時間も多い。

仕事内容にはワクワクしているし、職場の人も良い人ばかりだ。

仕事が辛い訳でも、人が悪い訳でもない

でもどうしたものか、とても疲れる。そんな新入社員も多いのではないか。

ろくに仕事もしてないのに、どうして疲れてしまうんだろう?自分は気持ちが弱いのではないか…そう思ってほしくないと思い、私が考える、『4月の正しい乗り越え方』を提案したいと思う。

 

 

 

なんちゃって意識高い系、こそ気をつけよう

 ここで一つの事例を紹介する。

A君は大学を卒業し、晴れて東京の総合病院へ就職することとなった。

昔から気が小さい方で、人前で話したりすると心拍数が急上昇してしまい、うまく話せない、極度のアガリ症だった。A君は学生のときの実習を通して、病院組織というものの厳しさを学んでおり、入社する前から、それなりに心構えをしていた。

 

不安に思ったA君は書店で見つけた入社1年目の教科書を丁寧に読み込んで入社式に望んだ。A君はアガリ症だが、真面目だった。40歳になったらサックスを吹き、定年までにはジャズ喫茶を始めるという浮ついたビジョンも持っていた。端からはいわゆる意識高い系に見えた。

 入社式を終え、部署に配属されたA君。入社1年目の教科書にも書いてあったとおり、こまめにメモをとり、なにかあれば手伝おうと目を配った。

しかし、業務の流れやフロアの動き方がよくわからず、上司の道線を塞いでしまったり、手伝おうとする気持ちが裏目に出てしまうことも多かった。うまくいかない度に、自信をなくしていった。次第に、上司に自分の一挙手一投足を見張られているような気がしてしまった。元々のアガリ症も加わり質問するときも、しどろもどろになってしまった。A君はそんな自分を責めて、もっとがんばらねばと自分を奮い立たせた。

 

 

そんなある日、

 

 

 

 

 

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入院した。

 

 

 

 

そう、A君はかつての私だ。

 

 

 

 

 

 

 

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かわいそうに。

とっても辛そうだ。

 

 

 

医者からは急性ウイルス性腸炎と診断され、4日間絶食し、抗生剤治療を受けることとなった。

実は倒れる数日まえから体調不良を感じていたが、無理を押して出社していた。絶対に休みたくなかったからだ。出だしから休んでいては、印象が悪くなる。

しかし結果的にすべてが裏目に出てしまったようだ。

(後にこの入院生活は病院で働く者としてとても良い経験になったので、いつかブログでも書いてみたいと思う。)

 

 追記)入院してみてわかったこと - ディラン好きの日記

 

 

 

「何もしていない」という罠

入院中、私を担当していた看護師がこんなことを言っていた。

 

「あら、ディラン好きさんは社会人になったばっかなの?無理しちゃダメよ。人って環境の変化に弱いの。新しい環境は会社にいるときだけじゃないのよ、たとえば朝起きる時間も違うでしょ?通勤方法も変わるわ。そんなささいな変化はすごいストレスだし、順応しようとするだけで疲れちゃうのよ」

 

この話を聞いて私は妙に納得してしまった。

慣れていない環境では様々な情報を脳で処理しなければならず、物理的にも脳に負担がかかる。

ちょうど自転車に乗る練習と同じで、最初のうちは目に見えるもの、身体の感覚に神経を張り巡らせているが、慣れてしまえば特に気を配らなくてもよくなるのと同じだ。

冒頭で私は「先輩に同行しているだけで、特になにもしていない」と述べたが、

これは間違いであった。

私のアタマは環境に慣れるために、フル回転で情報を処理していたのだ。

 

 

 

 

 4月は上司も忙しい

 上の事例でもそうだが、多くの場合、自分を追いつめているのは自分の思い込みである。新人の頃のミスに一番敏感なのは自分自身であったりして、実は上司はこの頃のミスをそんなに気にしていない。むしろ新入社員のことをよくみていない場合もある。

 

 多くの場合、4月に新入社員が入るということは、3月までに退職している人もいるということ。残された社員はその分の仕事も引き継ぎ、新年度を迎えている。それだけでも忙しいのに、4月になったら新入社員の教育もしなければならない。

つまり、上司も余裕が無く、たいていの場合、教育係にでも就いていなければそこまで新入社員に気を配ったりしない。

だから一つ一つの行動を監視されているのではないか、という妄想は捨てた方が良い。

 

 

 

  

言われたことだけきっちりやろう

 皆さんも経験があるかもしれないが、大学入学時にできた友達はたいてい、卒業する時は一人も残らない。それくらい物事の最初など重要じゃない。

職場もそう。最初の頃のことなど、過ぎ去ってしまえば誰も憶えてなかったりする。

最初にがんばってしまって、ガス欠を起こしてしまうのは一番よくない。

ただ行動は残らないが、ひとつ残りやすいものがある。それは印象だ。

ぼやっとしたものだが印象は残りやすい。

その印象が良い人というのは、言われたことをきっちりやる人だ。

 

 仕事の段取りもわからない時期に、気の効く行動をしようというのは、無理がある。

その行動は多くの場合無駄な動きにつながり、最悪の場合、ウザいと思われてしまう。

基本的には流れを見て指示を待ち、その指示を一つ一つ完璧にこなす人が、好印象だし信頼できる。(あくまで私の経験上の話であって、外資系企業などでは勝手が違うかもしれない。)

一通り待ったら、今度は上司に質問してみよう。最初からあれこれ質問するよりも、落ち着いた印象で、挙動不審になりにくいでしょ。

 

 

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甘酸っぱい新社会人時代を過ごした私は、今、新境地で新入社員として再出発を果たした。もう同じような失敗は繰り返さない。入社一年目の教科書をニートの歩き方に持ち替えて

 

日々のらりくらりやっている。

 新入社員の皆さんも、自分を追い込み過ぎず、のらりくらりいきましょう

 

 

次回予告

「5月はがんばろう」